2024/09/10
先日、船内外機(ヤンマートップラン)の出船前点検をされていたご利用者が、エンジンルームに落ちていたボルトを発見されました。
「どこのネジですかねぇ、、、」
手にとったボルトの径と長さ、、、落ちていた場所がファンベルトの下あたりだったので、
オルタネ-タを調べてみると、オルタの支点を止める方のボルトでした。
ディーゼルエンジンはけっこう振動をともなうので、たまに点検しないと緩むみたいですね。
ファンベルトの遊びを点検する際に、オルタネータがぐらついていないかもチェックした方がいいですね。
この時は作動点ではなく支点のボルトだったので、上から見ただけではボルトの脱落もぐらつきもわかりませんでした。
オルタネ-タは発電をまかなう大切な部品だし、ベルトを介して冷却水を循環させるポンプにも影響がでてしまいます。
そのまま放っておくと、オーバーヒートやエンジンがかからなくなるなど、沖合いで立ち往生する可能性が高くなり、
あやうく残念な休日になるところでした。
発見が早かったので、修理をされた後ご出船され無事に帰港されました。
このご利用者は普段から点検を欠かさなかったので、この小さな異変に気付かれたのだと思います。さすがですね。
ほんの10分間、エンジンや船体、ワイヤーなどを目視点検するだけで防げるトラブルもあるという見本ですね。
見習いたいものです。