2024/09/10
4月に沖縄の離島でダイビングをしました。
このエリアを潜ったのは、10数年ぶりでしょうか。
サンゴたちがめちゃめちゃ元気で、魚もたくさん群れていて圧倒されました。
以前は温暖化によるサンゴの白化現象や、オニヒトデによる食害などによって、
海の荒廃がジワジワ進んでいたような気がしましたが、、、
自然の自己回復力というか、力強さを感じました。
今思うと、この時の荒廃の原因は温暖化やオニヒトデもそうだったかも知れませんが、
ひょっとしたら一番の原因は、ダイバーや釣人、観光客のオーバーユースによるもの
だったのではなかったのかなぁ、なんて考えてしまいます。
しかし、この島の漁師さんやダイビング業者さん、観光協会や地元商店など、
そして訪れるダイバーや釣人、観光客の一人一人が、「海を元気にしよう!」って
心がけて地道に取り組んだ結果、少しづつ復活してきたのではないでしょうか。
以前は海藻が生い茂って魚たちももっとたくさんいて、タコやサザエやアワビたちも
元気だった秋谷の海が、今は病んでいるような気がします。
最近では海藻がないために海底の岩があらわに見えてしまい、そこに魚たちの姿はなく、
かわりにウニがポツポツと点在している殺風景な海になってしまいました。
その原因は温暖化によるものかも知れませんが、
ひょっとしたら、私たち一人一人が、海に対して気配りをなくしているからじゃないでしょうか。
ゴミのポイ捨てはもちろんのこと、釣りの仕掛けの放置や過剰なコマセ、必要以上に獲って、食べずに廃棄処分などなど、海に対して失礼なことをしていないでしょうか。
このままでは、いずれ海は私たちに何も与えてくれなくなるのではないでしょうか。
豊かな沖縄の海を潜りながら、病みつつある?秋谷の海を、思わず嘆いてしまいました。
でも、まだ遅くないと思うのです。
まだ間に合う。
漁師さん、海のレジャー業者、釣人、サーファー、観光客など、私たち一人一人が、
少しづつでもいいから海をきれいにしようと心がけて行動すれば、
海はきっと良くなると思います。
ひとつひとつの積み重ねが、何よりも大切だと思います。
やりましょう。
秋谷船舶から。