2025/01/09
12月5日(木)に津波災害避難訓練を行いました。
東日本大震災からすでに13年以上が経ち、
記憶がだんだん薄れがちになってしまいますが、
忘れちゃいけないんですよね。
大地震や大津波がくるのは避けられないけど、
大被害を中被害、小被害にとどめることは、
努力すればできるのではないかと思うのです。
特に人命に関しては。
定期的に避難訓練を重ねて、身体が自然と動くように慣れておけば、
少しは被害が軽減できるのではないかと思うのです。
コロナ過でここ数年は施設職員のみで自主訓練を行っていましたが、
久しぶりに各関係機関の方々のご協力をいただき、
意義のある訓練ができました。
どこが意義があるかっていうと、
自分たちだけで訓練を行うことも、もちろん大切ですが、
やっぱりいろいろな方の視点からとらえて頂ければ
あぁそうか、そんな方法もあるんだ。とか、
こうすれば、もっと効率的だし、迅速だし。とか、
自分たちが考えなかったことが新たに発見できるし、
訓練前の自分たちより、一歩成長した自分たちになれると思うのです。
心肺蘇生法訓練において、
暑い真夏に汗をかいた手で胸骨圧迫をするときに、
重ねた手が滑らないように指を絡ませる。とか
意識不明者を観察するときは、胸の動きや口元の動きを短時間で正確に把握できるよう
横方向からできるだけかがんで観察する。とか
大地震や大津波による傷病者の場合は、
いたるところで同様の案件が発生するので、
救急車といえど迅速に現場に向かうことはできません。
できるだけ現場サイドでので救命措置と、より安全な場所への避難を行う努力をする。など
参加された消防の方のご意見は、あらゆる状況を想定した超するどいご意見でした。
季節や天候、日中か夜間か、暑さ寒さなど、
さまざまな状況にも臨機応変に対応できるようにしなければいけませんね。
大地震も大津波も来ないに越したことはないのですが、
やっぱり災害は忘れたころにやってくるのでしょうね。
これからも訓練を続けたいと思います。