2025/02/21
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1月の終わりに伊豆城ケ崎海岸でダイビングをしました。
今時の海水温は16度と、例年に比べて温かく顔が水に触れても
「うわッ冷てーーーっ」というカンジではありませんでした。
ただ海中はかなり殺風景になりつつあり、これが来月になるとさらに加速し、
次の賑やかさを取り戻すまで、しばし静かなひと時を送っていくのですね。
地元のガイドさんのお話によると、夏から秋にかけて海中を賑わせていた南方の魚たち、
いわゆる死滅回遊魚(季節来遊漁)たちが越冬することはきびしく、
おおよそ海水温15度あたりがボーダーラインとなって、
それ以下に下がると死んでいってしまうようです。
まさに盛者必衰とばかりに、やがて誰もいなくなります。
そのように亡くなった個体を海中で見ることはありませんが、
これは亡くなった直後? あるいは弱って動きが悪くなった時に、
他の魚たちに食べられてしまうのでしょう。
そうやって、魚たちの食物連鎖が展開されていく訳ですね。
これが魚たちの自然界のならわしなんですね。
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昨年の秋には大賑わいだったミツボシクロスズメたちも
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ほぼ誰もいなくなりました
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体力温存?アオブダイ
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殺風景な海中にポツンとオオモンハタ
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メジナはけっこう元気です
そんな殺風景な海中も、よーーーーく見ると、産まれたばかりの稚魚たちが、
あちらこちらに見え隠れしていて、もうすぐ訪れる春の海の準備に取り掛かっています。
また新しい1年を展開していくのでしょう。
新たなフィッシィングシーズン、始まりますよ。