2024/09/10
11月に入ってからまさかの台風。
もろに横断された台湾は相当な被害を受けたようです。
以前、台中に在勤されていた当施設ご利用者によると、
台湾は南北に高い山が連なっていて、
その山脈が衝立の役目をして台風をブロックするため、
台中地方などは意外に被害を受けないとのことでしたが、
それでも強大な勢力のまま上陸すれば、
やっぱりタダじゃ済まないですよね。
お見舞い申し上げます。
週末3連休は、その台湾経由の台風崩れの低気圧と、
前線の影響をまともに受けて、
2日の土曜日は雨の切れない1日でした。
おまけに波浪警報が発令されたため、漁港クローズとなりました。
ただ実際には、たしかに周期的なウネリが沿岸に押し寄せはしましたが、
出ようと思えば出れないことはない海に見えました。
もっとも波浪警報=出船禁止なのと、
係留漁船が多方からロープをめぐらすため、
事実上、漁港内は航行できませんが。
3日の日曜日は朝からよく晴れましたーーーーー
が、、、、、北風つよーーーーい!
波浪警報解除されたのに、むしろ昨日より波高い?
強北風のときに秋谷港から見る海って、そんなに波があるように見えないんです。
なぜならば波の背を見る形になるからです。
波の正面から見れば白波部分が視界に入るので、波の高さがわかるのですが。
じゃあどう判断するのかっていうと、
双眼鏡で水平線や亀城根をウォッチングするんです。
波が高い時は水平線がやたらにギザギザしてたり、大きなウェーブが見えたり。
亀城根にぶつかった波が立ち上がったり。
水平線はおおよそ黒っぽく見えます。
3日はそんな条件が揃った日曜日でした。
亀城根の周りに遊漁船の姿も見られましたが、
20フィートのプレジャーボートには危険地帯以外の何物でもありません。
「今日はダメだね」とあきらめモードでした。
昼前にやや風波がおちたタイミングで1艇が出船されました。
予報は強北風でしたが、昼を境に秋谷周辺は南風っぽくなり、
あたたかでいい陽気になっちゃいました。
午前中は一斉に北を向いていた沖の遊漁船は、みなバラバラの方角を向くようになりました。
沖の風がゆるんだ、ということですね。
「、、、、、、、、なんか、予報にやられたっぽいね」
かなり残念な日曜日となりました。
そしてそして4日。連休最後のチャンス。
い~い凪とあたたかな日差し。
これは出ない手はないですよ、と言わんばかりに11艇が出船されました。
最後の最後でやっと天候に恵まれたーーーーー
と思ったら、やはりオチがありました。
午後から南風、強まりましたーー
わずかに2艇が、海・が・悪・く・な・る・前・に帰港されましたが、
以外はほぼ一斉の帰港となりました。
てんやわんやの上架作業中は電話に出れず申し訳ありませんでした。
ひとつ提案というかお願い事があります。
海況が急変して帰港されるとき、
上架待ちを余儀なくされるタイミングも多々あると思います。
その場合は港内で待機されるのではなく、
港口で待機をお願いいたします。
港内というのは一見安全そうに思えますが、
強風下では停船もむずかしいし、漁船エリアに流される危険性もあるので、
安全とはいえません。
むしろ港口の方が、港に向かっている艇からも視認できますし、
広いので待機しやすいと思います。
クレーンが空いたら、警音器で合図しておりますので、
それまで待機をお願いいたします。
出船全艇が事故なく帰港され上架、艇置場に戻れることが
何より大事なことだと思っております。
釣果情報です。
てんやわんやの中、
充分な取材ができず申し訳ありませんでした。
アオリイカの釣果はありませんでしたが、
スミイカが釣れてました。
カワハギも多くは無いものの、型はまずまず。
ホウボウやイトヨリ、マダイもいましたよ。