風読みアプローチ

桟橋へのアプローチって、けっこう緊張しますよね。

平穏時なら問題なくても、
風が強い時はなかなか・・・

秋谷の場合、北風だとやや左後ろから風を受けるので、
船はやや右へ流されます。
車でいえばドリフトしながら着岸するようなもので、
しかも思ったほど減速ができてなく、正面の岸壁にぶつかるリスクもあります。
ミンコタなんか付いてたら、ドキドキしちゃいます。

一方、南風の場合は、
ななめ右前方から風を受けるため、船体が左を向きやすくなって、こまめにハンドル修正しないと手遅れになります。
一旦、左を向いてしまった船体は、時計回りに修正しようとしてもかないません。
風に押されてそのまま漁船エリアに流されます。
沈んでいる漁船係留ロープを船外機で引っかけたらアウトです。
そういった場合は、反時計回りで修正するしかありません。
場合によっては、一度港外に出てから再アプローチすることも必要です。

いずれにしても、車と違って船の舵はすぐに効かないので、早め早めのこまめな操作が必要になります。
速度が遅いほど、舵が効かなくなるのですから。

先日、ご利用者のMAYⅢさんからご提案を頂きました。
「アプローチの時、風向きを知る旗とかあるといいんじゃないの？」
そうですよね。あると便利ですよね。

そんな訳で、付けてみました。

まだ暫定的なので、設置場所とか修正案がありましたら、ぜひご指導ください。

MAYⅢさん、ありがとうございました。
でも、MAYⅢさんとAクラフトⅡさんのアプローチを見ていつも思うのですが、
プロゴルファーが、パッティングの際にグリーンの芝目を読んで、きれいなカーブを描いてカップインするように、
風向きを読んで、ピタリと桟橋に着岸される業は、お見事としか言いようがありません。
スタッフ支えのボートフックも必要ありませんね。

一度、講習会を開いて頂きたいくらいです。