2024/09/10
オートパイロットを装着される艇が増えてきました。
ピンポイントでアジや深場モノを狙う方にはとても強い味方です。
ほとんどの方が船首に装着されておりますが、ここで問題があります。
艇の長さがギリギリの艇はこの装着によって規定寸法を超える可能性があり、保管の条件を満たさなくなりますのでご注意ください。
そして離岸着岸において、装着されたままの艇をたいへん多くお見かけします。
離岸時はまだしも、着岸時においてオートパイロットのプロペラ部分が船首からはみ出しているため、正面コンクリート壁に向かって停船する秋谷施設では、プロペラを破損する可能性が極めて高いのです。
施設スタッフが着岸をサポートしておりますが、これはあくまでサポートです。
すべての操船の責任は船長さんにあります。
完全に停船するまでは船長の操縦、 止まった船を桟橋に引き寄せるのがスタッフのサポートであることをご理解ください。
着岸時のコンディションも、いつも穏やかなわけではありません。
南風のときは船が山側に流され桟橋から離れる傾向にあります。したがって桟橋のスタッフにとってボートフックが届きにくいのです。
北風の時は背後から風を受けるため、減速が充分でなくなります。これもまた止めにくい。
ここに船首からはみ出しているオートパイロットが加わったら、止めようがありません。
装着艇をご利用の方にお願いです。
着岸時にオートパイロットを外して下さい。
簡単にはずれるはずです。はずれない方ははずれるようにして下さい。
できれば保管時も盗難や塩害を考慮して外された方がよいと思います。
万が一、着岸時等にオートパイロットが損傷するようなことがあっても、施設側では一切の責任を負えません。
皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。