静電気に注意

1月26日土曜日は予報通り、いや、予報以上の北風が吹きまくり出船できるレベルではありませんでした。
24日の地点での予想図と比べると、さらに等圧線が混みいってきたことがわかります。明日の日曜日は今日よりは少々マシという程度で、午前中は北風が強そうです。そして寒い！
今、世間ではインフルが大流行しています。およそ30人に１人が発病しているとのことで、予備軍を含めると20人に1人といわれます。こまめな手洗いとうがい（ただガラガラじゃなくてクチュクチュも）を徹底して予防しましょう。
インフルも要注意なのですが、船舶保管施設的には今の時期、最も怖いのが静電気による火災です。空気が乾燥している今、各地で頻繁に火災が発生しています。原因は火の不始末や漏電など様々ですが、静電気による火災も少なくありません。
艇の燃料、特にガソリンにとって静電気は絶対に避けたいものです。
施設には給油設備がないので、給油は個々に行って頂いておりますが、ほとんどの方が携行缶を利用されガソリンスタンドで購入されていると思います。
携行缶から船のタンクに給油される時が、最も静電気が起きやすく危険な状態といえるでしょう。給油ノズルをガソリンが流れるだけで静電気が発生することがあるので、なるべくゆっくりと注いで下さい。そして最も注意すべきポイントは、素手で作業を行うことです。グローブ類、特にフリース素材のグローブは厳禁です。衣類に関しては、フリースなど化学繊維素材が静電気を呼び寄せる原因となるのですが、まさか裸になるわけにもいかないので、給油前に作業をひとつ行って下さい。それは放電です。艇を固定している施設金具にタッチして身体に溜まっている静電気を放出しましょう。また電動ポンプは絶対に使用しないでください。万が一、火災が起きたら水をかけてはいけません。油火災に水をかけると、火源が水に浮いて広がってしまいます。消火には管理事務所に設置してある消火器を使って下さい。
恐ろしいことばかり書いてしまいましたが、陽が少々のびて、陽射しも何となく年末より強くなってきました。春は近いです。ボートライフのシーズンがそこまで来ています。